生活と就労に日々悩み、社会に不満を持っている

11月は忙しく気がつけばもう終盤、今年も残りあと1ヶ月となっており時の流れの速さに驚いている。

11月の出来事の一つに保育園の申請があった。そもそも保育園を利用したいかどうかちょっとよくわかんないという気持ちなのだが「あの時申請していたら..」と思い返したら嫌だったので申し込んだ。それなりに働く意欲もあり、これから歯科衛生士として復帰するのであれば小児歯科の技術や知識を身につけていこうという目標も見つかりやる気もあるのだが、家庭で楽しく心地よい環境を作るというのも私の願いなので、そのためにどのくらいの仕事量をこなせるのかというのが未知で悩ましく思っている。所謂家庭と仕事の両立がうまくいくのかということに自信がないのだ。だけど働く意欲はあるので「保育園が決まったら仕事がんばってみよう、決まらなかったら幼稚園に入れよう」というゆるい考えでいる。育休中の保育園活動は職場復帰が心底嫌でわざと落ちるように活動していて(でも内定をいただき、そして復帰する前に仕事を辞めたので結局1週間くらいしか保育園に通わなかった)それに比べると今回は前向きな気持ちで保育園を利用したいと思っている。前職では正社員の復帰を希望していたものの、時短勤務も認めてもらえず「本当に両立できるの?パートになった方がいいんじゃない?」と気を遣っているように見せかけてマタハラしてませんか?みたいな声かけを出産後にされ憂鬱でしかたがなかった。ただ、小さな職場で少ない人数(歯科医師、長老歯科衛生士、私、ときどきパートの人計4人)で長らく働いていたので私が妊娠したことで大変な事になっているのもわかり、いつ休むかもわからない時間も限られた正社員の穴をフォローもできないだろうし、自分も時間いっぱい身を粉にして働きたくもなかったので渋々パートの申し出を受け入れてしまったのであった。そんなことで働くモチベーションは急落、個人経営をものすごく憎んでいた矢先にコロナウィルスが流行し「あぁ、神はわたしに仕事を辞めろといっているのですね」と都合のいい解釈をし「辞めます、そして引っ越します」と皆さんに宣言し10年以上勤めた職場を去ったのであった。 

そんなこともあったので、私の生きる社会に子供を育てながら真っ当に働くなんてできるの?と思ってしまう。元につくば市では一度職を離れてしまった人が復職する場合16時半までという短時間での預かりでしか何故か申請できず、新しい職場でそんな都合よく帰してくれる会社なんてあるの?(都内で働いたら15:30とかに退社しないとだよね...?)と思う。だからそうなるとパートでの復帰という選択になるだろうし、そもそも点数の関係で離職した人は申請が通りにくいので、保育園の申し込みをしてみたがまぁうちは決まらないだろうなと思っている。それなら幼稚園に通えばいいのだが、今の私は働く気があるのになぁ社会。と残念にも思う。育休中のあの時は働きたくないしもっと子供を家で見ていたかったのに保育園の内定をもらい(保育園の申請をしない者は基本育児手当も給付されなくなってしまう)、パートにされてしまい、それなのに男も女もみんな平等に働きましょう!子供どんどん産み育てましょう!という声に「...はぁ」と思う。これがもしわたしが大企業に勤めていたらそんな悩みはなかったのでしょうか...

 

そんなかんじで生活と就労に日々悩み生きているのだが、先日自転車でスーパーから帰ってきたところ近所に住むインド人のママと遭遇し立ち話をした。一年位前から近所のファーストフード店でパートをしている彼女に「仕事は慣れたか?」と聞いたところ慣れたよの返事と「今の職場はマネージャーも英語ができるし他の従業員も外国人が何人も働いていて皆と英語で会話しているから、日本語ができなくても問題ないんだ」と返された。私がそれはコンフォテボーだねと言ったあとに彼女はそうねと言い「他のところも受けたけど日本語が話せないから雇ってもらえなかったんだ」と残念そうに言っていた。彼女の言葉を聞いて外国人労働者の受け入れや支援はまだ理想でしかないんだという悲しみと、この町でその受け皿となっている場所が近所のファーストフード店であることを知り、私も高校生の頃に3年間働いたことのある某ファーストフード店を初めて誇らしく思ったのであった。

そんな彼女の話を聞いた後に某ファーストフード店のことを考えてみると、フリースケジュール制という柔軟さ、経験者であることの自信(スターという役職まで上りつめました!)、憧れのグローバルな職場、多様な文化や語学を学べるチャンス、そして世界的な大企業...

 

「もしかすると近所のファーストフード店は私にとってもかなりコンフォテボーな職場なのでは... !?」

 

生活と就労に悩むさとみこんこんの話はつづく