2月末に4歳の子供を連れてベトナムのホーチミンとフーコックに行ってきました。
当初はホーチミンに滞在する予定はなかったのですが、乗る予定だったホーチミンからフーコック行きの飛行機が欠航するというアクシデントがあり予定を変更してホーチミンにも1泊することになりました。
全てのエネルギーをフーコック旅行に費やしフーコックのホテルや観光地調べに尽力していた私は、航空会社の突然の知らせにショックを受けホーチミンのホテルを調べる元気も湧かず、夫に「ちょっと良さげなとこ調べてくれない?」と役目を投げ渡したのでしたが、夫がベットルームと風呂がなぜか2つある部屋をagodaで見つけてくれたので、面白そうだからここにしようとベットルームと風呂がなぜか二つある部屋を借りることにしました。
そんなわけでホーチミンに行くつもりもなかったためテンションが上がらずろくに調べもせずに現地に到着したのですが、到着してびっくり!
でか...
ここホテルじゃなくない?ここであってんのか...?と心配し、しばらく建物の周りをウロウロしたのですがフロントっぽいところも見つからず、警備員のおじさんに聞いても無言ででかい建物を指さされるだけでわからず、仕方なく記載された連絡先に電話をしました。その時にチェックインの時間もできれば早めたい旨も伝えることを試みました。
私の不自由な英語でやりとりをした結果、レストランで待ってろとのこと。レストラン、レストラン、と立派な建物をうろうろ探すと指定されたレストランらしき物件を発見しました。
中に入るとベトナム人の女性店員がやぁ!みたいな感じで我々を迎え入れてくれたあとベトナム語で電話をかけ始め、私に「出て!」というかんじでスマホを渡してきました。すると先ほど電話ではなした男性と思われる人が通話の相手で「10時にそこに行ってチェックインするからそこで朝食でも食べて待っててよハハハ」とたぶんそう英語で言われ電話が切れました。その時時刻は朝の9時ごろでした。
「ハンター試験かよ...」夫がボソッと言いました。まさかチェックインをおばちゃんが営む小さな食堂で行うとは全くの予想外で、風呂とベットルーム二つの部屋にたどり着くためにはそれなりの試練を乗り越えないと獲得できないという事実に驚きました。
特にお腹も空いておらず子供が退屈そうだったので、スーツケースを食堂のおばちゃんに託してGoogleマップで検索したGO!supermarketというスーパーに行ってみることにしました。
たどり着くと室内遊び場が建物内にあり助かりました!ラッキーここで時間が潰せる!Googleマップの検索ではこの遊び場はヒットされなかったので、現場に行ってみるもんだなと思いました。
時間が早いこともあってか、ひとっこひとりおらず貸切でした。ボールプールの滑り台で遊んだり、
ごっこあそびが好きな息子はこのお買い物コーナーを気に入ってお店屋さんごっこをしていました。あまり日本では見かけない見た目のフルーツのおもちゃがゴロゴロ置いてありました。このおとなりには動物病院コーナーがあり、白衣や診察道具なども揃っており、なかなか本格的です。再入場もできて一日券がたしか一人600円くらいでした。安い。しかも保護者の同伴は一人は無料でした。600円で親子で一日楽しめる...通いたい...!
ちなみにホーチミンにはインドアプレイグラウンドがあちこちあっておばさんの私がみても行きたい!と思うような楽しそうな場所が多くありました。(そして日本の室内遊び場よりもお安いところが多かった)30°C超える日も多い場所なので、涼しいところで快適に遊べる場所が多いのは子持ちにはありがたいです。
そんなことであっという間に10時になって、我々はハンター試験会場であるレストランに戻りました。
レストランに戻ると先ほど電話で話した男性と思われる人が待っており、パーテーションで区切られた受付でチェックインし、その後じゃ、部屋に行きましょうかと部屋に案内されました。
もう最初っからお気づきの方もいるかと思うのですが、我々がハンター試験を潜り抜けやってきた場所はホテルではなくホーチミンの富裕層向けマンションでした。部屋はagodaを通して貸し出していた物件だったらしく、そりゃ探してもフロントが見つからないわけだわよねと納得でした。
ちなみに朝食付きで一泊8000円くらいなので、べつに富裕層ではない我が家も一時的に富裕層マンションに住むことができました。部屋には大きなソファーやキッチン、そして風呂とベットルームが2つついていました。(残念ながら部屋の写真を撮るのを忘れ写真がありません)
その後はマンションのプールで遊んで、昼寝をし、子供が昼寝をしている間に私はホーチミンの歯医者にひとりで出かけました(海外で歯科医院を受診するのが趣味なので)
ホーチミンの歯医者に関する記事はよかったらこちらをご覧ください↓
https://hyenasclubs.org/?p=28304
昼寝から目覚めた夫と子供はクレセントモールという近くのショッピングモールで遊んでいるということで歯医者の後にそこで合流しタピオカドリンクを飲みました。あとクレセントモール内の中華料理をテイクアウトして3人で夕食を食べました。上海焼きそばが香ばしくて美味しかった...
その日の夜は夫と寝たいという子供の意見を大尊重し、よっしゃー!!!と私はひとり別室のキングベットの部屋で眠りました。いつもは子供とわたしが同じベットで寝ているのですが、だいたい蹴られるか壁の方に追いやられて小さくなって寝るので、大きなベットで優雅に寝返りができるのは最高でした...
翌朝。基本早起きの私は5時前に起床して本を読んだりして過ごしていたのですが、ふとカーテンを開けて外を見てみると、暗闇にぽつりと灯りのともす部屋のベランダで、思い思いに過ごす隣人達の姿が見えました。朝だけどまだ真っ暗で、朝なのに夜みたいな静かな時間を起きてる人だけが自由に過ごしている様子に「なんかいい...」と思いました。
「なんかいいな」と思った延長でこの街のことを少し調べてみたところ、今回宿泊したマンションのエリアはホーチミン7区というエリアで、台湾系企業のフーミーフン社と共同で都市開発をした場所のようです。道路の幅も広くて信号も多く「ホーチミンにしては人も少なく整備された通りだな」というのが第一印象でした。ベトナム人富裕層をはじめ日本人、韓国人、台湾人などのアジア系外国人が多く居住し、特に韓国人が多く住んでいることからコリアンタウンとも呼ばれているそうです。
そんな事情を知ってなるほどー!と思ったのが、この宿泊したマンションが台湾の団地みたいだなと感じていたのですが、フーミーフン社によるところが大きいのかななんて思ったのですが、そのあたりは調べてもよくわかりませんでした。
それとここ数年「○○にいったら日本人はあまりいなくて、韓国人ばっかりでした」みたいな話をよく聞く気がして、今回も韓国人多いなーと思っていたらまぁそういうエリアだったということがわかったのだけど、それにしてもどこ行っても韓国人が多いのは一体どういうことなんだと気になって調べてみました。するとその理由の一つに「韓国は狭くてみんな飽きちゃうから海外に行って遊びに出かけたいらしい」ということがあるそうで、なるほどーとまたひとりで感心しました。
私は海外旅行が好きで定期的に何ヵ国か旅行しているのだけど、最近思うのは「日本は見どころが全国各地にあって、泳ぐこともスキーをすることも温泉に入ることもできて、その土地に行くとその土地ならではの美味しい食べ物があって、バリエーションのある豊かな国だよね」というのを海外旅行に行くことでさらに実感し、いい国に産まれたな...とベトナムの異国の地で愛国心を抱きました。
そんなことを考えたり、いろいろ体験したホーチミン旅行でした。今回2度目のホーチミン旅行でしたが、前回行った時とはまるで別の時間の使い方と過ごし方をして新鮮な旅となりました。前回のホーチミン旅を思い返したところホテルのスリッパがビーサンだった、レストランのお通しがひまわりの種だったことくらいしか印象に残っていないので、今回はホーチミンのコリアンタウンで一日過ごして「韓国人が旅行をするのは国が狭くて飽きちゃうから、日本は見どころいっぱいあるね!イイね!」みたいな日本の良いことに気がつけてよかったです。
2日目はフーコックに行ったのでまた思い出を綴りたいと思います。