シャトーブリアンを焼いて食べた

駅前にスーパーマーケット「ロピア」ができたことにより私の人生の彩が増した。ロピアは安くて近所のスーパーでは見かけないような商品も多数あるので割と買い物に行くのだが、その中で気になっていた物の一つにシャトーブリアンがあった。分厚いシャトーブリアンが他の牛肉とは違った梱包を身に纏って鎮座しているのだが、その姿を見かける度に「あ、シャトーブリアン」と思っていた。この時の私のシャトーブリアンの認識はホリエモンのTシャツで一体シャトーブリアンがなんなのかもよくわかっていなかった。

この街の新参者ロピアに「シャトーブリアン」が置いてあることを夫に話し、二人でシャトーブリアンがなんなのか調べてみたところヒレ肉の真ん中で美食家のシャトーブリアンさんの名前が由来となっている高級肉であることが発覚した。確かに他の肉よりも高かったが、ロピアでは2500円くらいで一人分のシャトーブリアンが手にはいるので、試しにシャトーブリアン食べてみるかということで今年の盆に焼いて食べてみるとこにした。

食べた感想は脂身もないのに肉は柔らかく、程よく弾力もあって噛むと味わいが広がり美味しかった。シャトーブリアンさんじゃなくても大体の人がこの肉美味しいねという番人ウケする肉だと思う。これから私の一番好きな肉の部位はシャトーブリアンと言おうと盆に決めた。私は大体牛肉を食べるとお腹を下すし、私の舌は脂身が大好きなのに私の内臓は脂身が嫌いでよく「うっ」となりながら肉を食べていたのだが、そんなこともならず体調良く肉を食べられると喜んだ。すると「だから老人になるとヒレ肉を好むようになるんだよ」と夫が笑顔で私に教えてくれた。

盆にシャトーブリアンを買って食べてみた結果、我が家の祝い事にはロピアシャトーブリアンを買ってきて食べることにしましょうという年間行事が一つ追加された。またシャトーブリアンを食べる日を楽しみにしたいと思う。