皮膚科への怒りと学び

以前にもブログに書いたのだが私はアトピー体質で特に季節の変わり目には体の不特定部位にボツボツが出現し、そのせいで医者からTバックを勧められた過去もあるのだが

satomiconcon.hatenablog.jp

 

幸い尻という部位のアトピーは沈静化に成功。おかげさまでここ数年は健全な尻とともに健やかに生きているが未だに手や顔、肘窩などアトピーコントロールは続いている。

以前東京で生活をしていた時は四谷にある皮膚科にお世話になっており、その先生はアトピー体質の人は保湿をしっかりすることを推奨してヒルドイドという保湿剤を日頃から塗るようにと言い処方してくれた。その指示通りにヒルドイドを使ってケアをしていたのだが確かに効果を実感することができ、以前よりも随分アトピーが出にくくなったと実感していた。その病院はヒルドイドをチューブではなくカップの容器で渡してくれていたので私はいつ時も豊富にヒルドイドを所蔵している状態でいた。しかし中野に引越しをしてから四谷まで行くのを面倒に思い近所にあった中野新橋の皮膚科にも通うようになった。初診の時、中野新橋の先生にも当たり前のように保湿剤もなくなってきたので追加で出して欲しいと伝えると「保湿なんてしたくていいんだよ」と言いながら渋々ヒルドイドを処方してくれた。その時は医者によって考えが違うんだなと思い、欲しいと言っちゃいけないのかなと思いつつも、でも自分には必要なものだと思い「保湿剤もください」「あなたの歳で保湿剤などいらん」というようなやりとりの中で渋々もらって帰る日々が続いた。

なんとなく、渋っている医者に「保湿剤ください」というのも嫌だなと思うようになったのでドラックストアで買ってきたニベアを塗ってればいいかとニベアを塗ってみることにしたのだが、するとどうだろう。数週間後にひどいアトピーが出てきてしまったので再び中野新橋の皮膚科を受診することになったのだった。そんな付き合いの中で、中野新橋の医者は「君に保湿剤は必要ないが、君にはなんらかの刺激から守る膜のようなものが必要なんだね」との診断を下すようになり、だから保湿が必要という結論でいいのでは?と疑問を感じながらも訴えを聞き入れてくれたことを嬉しく思った。その後は「保湿剤ください」と言わなくとも「いつもの保湿剤出しとく?」と医者から言ってくれるようになったのでラッピーと手でハートを作るような気持ちで健やかにヒルドイドライフが送れるようになりめでたしめでたしと喜んで生活をしていた。

だがしかし、また事件は勃発した。また引越しをしたために新地であるつくばで通院できる皮膚科を探すことになり、まずは家から1番近い皮膚科を受診してみることにした。するとどうだろう。主婦湿疹でボロボロになった手の診察と一緒にヒルドイドの処方を希望したところ「でたよ(笑)」といった具合でバカにしたような口調であしらわれたのであった。一時期ヒルドイドが美容効果が高いとネットでもてはやされそのことを批判する内容のテレビやネット記事が数年前に多く出回っていたのだが、多分その医者はわたしが美容目的だと思ったのではと感じ、そうではなく東京で通っていた皮膚科でずっと処方されていたことを説明するとそれもまた面白くなかったのか、東京と茨城は違うんだよ、保険組合が睨みを利かせてるからヒルドイドは出せません、そんなに保湿がしたいならワセリンでも塗っときな、ホホホ!!とワセリンを処方されそうになったので涙を浮かべながらごめんなさいと子を背負って帰宅したのであった。診察を受けるまでも数時間かかる大盛況な病院のわりに随分対応が冷たいなというのが感想であった。

なかなか治らない主婦湿疹とともに半月程過ごしていたところ、今度は季節の変わり目で顔に赤い大きな斑点のようになものが数カ所出現し、また皮膚科を受診することになった。もうあのワセリンおばさんの皮膚科には行きたくないと思い、ちょっと遠くの皮膚科に行ってみることにした。待つこと数時間、美人の女医さんに診察してもらいステロイドを処方された後「保湿剤は何を使ってますか?」と期待していなかった言葉をかけられたので、ヒルドイドをずっと長く愛用していたがもらえなくなってしまった辛い過去の話を吐き出したところ、よく話を聞いてくれた後に「うちは処方しますよ。ヒルドイドはアトピーの予防になるので使ってくださいね」とお答えいただいた。この美人のお医者さんは茨城の保険組合から目つけられないのだろうか?と心配になりつつも、もらえるならお恵みいただきたいとありがたくチューブとカップヒルドイドを処方していただいた。現在は処方されたステロイドヒルドイドを併用し、長く患っていた主婦湿疹は随分落ち着き顔の斑点も消えいい感じの肌の状態で過ごせている。

 

さとみこんこんまとめ 

・長年のアトピーの通院から医者によって根本から考えが違うということを痛感し、相性がイマイチな場合はさっさと変えた方がいいということを実感した。中野新橋の医者は最初は考えが違ったが、相性は比較的よく話をちゃんと聞いてくれる医者だったので長い付き合いの中で双方が納得いく診断をしてくれるようになり良かったが、ワセリンの先生は長く通っても良好な関係は築けないと判断したためさっさと病院を変えて自分にとって良い先生に出会うことができたことはよかったと思う。

 

・地方の皮膚科の待ち時間はどこも2時間待ちは常識みたいなのなんでなのか知りたいし、むっちゃ腹が立っている。

 

お薬手帳はちゃんと管理しておくべきだと後悔をしている。いつもめんどくさくてお薬手帳を持ち歩かずシールをもらっては捨てていたため、ちゃんとステロイドの記録やヒルドイド愛用歴を残すことができなかった。ワセリン先生にもきちんとお薬手帳を見せて説明すればもう少し対応が変わったかもしれないと後悔をしたと共に、これからは真面目にお薬手帳を管理しようと思う。

 

・歯医者もそうだが新地での医者選びは難しいと感じているが、私なりの良い医者の探し方を編み出したので別途ブログにしたいと思う。