お母さん情報

四月後半の復職に向けて我が家の生活様式は変化した。

息子は保育園が始まった。預けることに不安を感じていたものの、一度もお預けの際に泣くことはなく、それどころか自らハイハイをしながらお部屋に入っていくほどであった。先生との連絡帳のやりとりの中でも楽しそうに過ごしている様子が伺えホッとする一面もあったが、世界的な感染症が流行しているのに果たしてこのまま預けていていいのだろうかという思いは拭えきれなかった。が、〇〇くんお母さん情報によるとコロナウィルス騒動で5月までの職場復帰を6月まで延長することが可能になったとの旨を聞き、役所に問い合わせをするとこに。その結果育児休暇を延長すればそれが可能とのことだったので、速やかに職場に連絡をして育休延長をお願いした。息子は5月末まで保育園を休園し、自宅で見れることとなった。

〇〇くんお母さん情報がなければ、私は抱える不安を見ないふりしてお預けすることを続けていたので、ちょっとでも不安があれば役所に問い合わせるべしと学んだ。

あとお母さんネットワークっていうのはすごい。〇〇ちゃんお母さんに「あの角の店、ベビー用品が100円でしたよ!」と教えてもらい行ってみることに。まず店内が三密でないことを確認して入店。入って奥の棚のカゴに1000〜2000円くらいしそうなおもちゃやらスタイやらタッチ転倒防止の背負わせるハチなどが100円で売っており蚊の鳴くような声で「おっしゃー」と言い物色。息子用のおもちゃとよだれかけを購入しレジに持っていくと「200円です。あとこれ、手作りのマスクなんですけど...よかったらどうぞ!」とたった200円の買い物に今入手困難であるマスクを今高嶺の花であるマスクを付けてくれたのであります。お母さんは驚きました。腹の底から「いいんですか???」と言ってマスクの下で満面の笑みを覗かせました。

満足げに店を出た後、子供のお迎えギリギリであることに気づいて猛スピードで走っていると〇〇くんお母さんと遭遇。「え?さとみこんこんお母さん、もしかしてあの角に住んでんですか?」「いや違いますよ、あそこに店があってベビー用品とか100円で売ってて、えっとこのおもちゃとこのスタイも100円で、しかもですよ?手作りのマスクまで付けてくれるんですよ!!」「えー私も行きます!」「是非是非!あの角にありますから」

翌日「〇〇くんお母さんおはようございます」「あ!さとみこんこんお母さんおはようございます、あの、昨日行ってきました」「あー!行きましたか、わかりましたか?100円のコーナー」「わかりましたわかりました、あの店他にも色々ベビー用品あるじゃないですか?あれもいいこれもいいで結局8000円くらい買ってて...」「え?やばくないですか」「やばいですよねちょっと寄って8000円って...」「マスクもらいました?」「もらいましたもらいました!しかもなんかあそこの店員さん意外じゃなかったですか。その...」「あ、なんか筋肉質のおじさんですよね」「そうなんですそうなんです!ベビー用品店なのに筋肉質のおじさん(笑)」

 

役所とお母さん情報は重要であります。