気になること

茨城に引っ越しをしてきた時は長雨の続く夏だったのに、気が付けば木々は赤や黄色に色づいていた。近所の公園がイチョウ並木になっているのだが、なかなか臭っている。公園を歩いて帰ってくると玄関に脱ぎ捨てられた靴底から異臭が漂う。子供がその公園ですっ転だ時にはギャーと悲鳴をあげてしまう。近所に住んでいるであろう奥様方がストールではなくタオルを肩にかけ、手にはハンドバックではなくビニール袋をぶら下げて公園を歩いていた。奥様達はイチョウの木の下のベンチに腰をかけたかと思うと一斉にサンドイッチを食べ始めた。ビニール袋の中には銀杏の身が詰まっているのだろう。その側を息子が横切ると口をモグモグしながら手を振ってくれたので会釈をした。この臭いにも慣れた頃には私も銀杏集めに精を出しているかもしれない。

 

茨城に越してきて驚いたのは車道の停止線に沿ってブロックがついている道が多いことだった。これはカブトムシが家の前に落ちていることと同じくらい驚いた。高速に乗っていると居眠り防止?のためにガタガタと弾む通りがあるのだが、そういった結構な段差が停止線に付いている。目的がよくわからない。今教習所に通っているが停止線にブロックがついていることなど講習にでてこない。この段差、自転車で走っているとめちゃめちゃ危ないのでどうにかしてほしい。特に今は子供を乗せて走っているので本当に怖い。道の細い歩道も車道も一緒みたいな道でもこの謎の凹凸を平気で使ってくるので頭にくる。あと頭にきているといえば木だ。車道に木が植わっているのはいいが、木が元気すぎて根が張って歩道が盛り上がってどこもかしこも結構な段差になっている。本当にこれも危ないし頭にくる。自転車の街・つくばをキャッチコピーにしているわりに道路の整備がされておらず、自転車愛好家のつくば市民が転倒しそうになっている。りんりんロードなどを作って盛り上げるのも良いがこっちもなんとかしてほしい。

あと保育園は白米持参であることにも驚いている。白米持参っておかずは出るのだろうか。茨城だけではなく他の県でも白米を持参するそうなので珍しいことではないみたいだけど、皆税金を払っているのに地域によって給食に白米が出たり出なかったりしているという事実は興味深かった。

子供を産み引っ越しを経験したことで地域格差を感じ良くも悪くも驚くことが多い。過疎化する地域も財源潤うハイソな街の税収の使途が気になっている。